幼稚園・保育園の「行き渋り」に悩むママへ――発達障害やグレーゾーンの可能性も?

「朝になると行きたくないって泣き出す…」「着替えもイヤ、靴も履かない」「なんでうちの子だけ、こうなんだろう」――そんなふうに、毎朝の幼稚園や保育園の「行き渋り」に悩んでいるママはいませんか?私の息子も、年少さんの頃から行き渋りが続き、何度も心が折れそうになりました。そしてその後、自閉症(ASD)とADHDの診断を受けました。今振り返ると、あの「行き渋り」が最初のサインだったのかもしれません。

今回は、発達障害やグレーゾーンの子どもに見られがちな「行き渋り」について、自分の体験を交えながらお伝えします。

「うちの子、なんだか周りと違う?」と気づいたのは登園時

入園前、息子は元気で好奇心旺盛。ただし、気が散りやすく、衝動的な行動が目立つことがありました。でも1歳2歳児健診では「様子を見ましょう」と言われて終わり。「まあ男の子だから元気なだけ」と自分に言い聞かせていた時期もあります。しかし、幼稚園に通い始めて数週間後、朝の登園で急に「行きたくない」と泣き叫ぶように。最初は疲れているのかと思いましたが、日が経つごとに強くなり、着替えも嫌がり、玄関から動かない日も。それでも「がんばれ!」と励ましながらバスに乗せていました。けれど、バスの中で泣き続け、帰宅時はぐったり。本人にとっては、毎日が過剰なストレスだったのかもしれません。

発達障害やグレーゾーンの子にとって集団生活は「戦場」

幼稚園や保育園は、ルール・指示・集団行動が基本です。けれど、発達障害やグレーゾーンの子どもにとって、それはとても負荷のかかること。

  • 決まった時間に行動する
  • 周囲の子に合わせる
  • 先生の話を聞き、指示に従う
  • 初めての場所やにぎやかな環境に適応する

こうした「当たり前」が難しいのです。自閉症の傾向がある子は、急な予定変更や騒がしい環境が苦手。ADHDの傾向がある子は、注意が散りやすく、座っているのもつらい。そんな毎日を過ごしていれば、「行きたくない!」と感じるのは当然かもしれません。

行き渋り=甘えじゃない。「困っているサイン」かも

行き渋りが続くと、周囲から「甘えてるだけじゃない?」「厳しくすれば行けるよ」と言われがちです。私も何度か言われました。でも、息子の行動は“甘え”ではありませんでした。むしろ、頑張りすぎて限界だったのです。発達障害やグレーゾーンの子どもたちは、自分の感じている不安やストレスをうまく言葉にできないことが多いです。だからこそ、行き渋りや癇癪という「行動」で訴えてきます。「行きたくない」と言うその裏には、言葉にならない不安がたくさん詰まっているのだと、後になってようやく気づきました。あの頃は、まるで会社員で仕事に行きたくない引きこもりの子を見ているようでした・・・・。心が悲鳴をあげていたんですね、

行き渋りへの対応。私がやってよかったこと

当時、私は市の発達相談や園の先生、療育センターなど多くの人に相談しました。その中で試してよかった対応を紹介します。

  • 毎朝のルーティンを決める:同じ順番で朝の支度をすることで安心感に。
  • 見通しのあるスケジュール:登園後の予定を簡単に説明。絵カードも効果的。
  • 「行けたらOK」な日も作る:無理に毎日100点を目指さず、「今日は玄関まで行けたね」と成功体験を重ねる。
  • 先生との連携:先生に状況を共有し、息子に合った配慮(加配の先生・個別対応)をしてもらう。息子には、加配は年長からつきました。発達障害を診断されたことがきっかけでした。
  • 自分を責めない:親がつらい気持ちを抱えるのは当然。休むのもOK!

一番よかったのは、「行かせなきゃ」から「本人の安心が第一」へと考え方を変えたことです。

最終的に、バス通園をやめました

わが家では、行き渋りの一つの原因が「バス通園」だったと分かり、最終的に送迎に切り替えました。出発時間に縛られないことで、本人もかなり落ち着き、泣かずに登園できる日が増えました。それでも、行き渋りは、なくなることがありませんでしたが、本人の気持ちに合わせ、登園できました。

「行けた」「行けなかった」をその日の全ての評価にせず、「今日はどこまでできたかな?」という視点で見るようにすると、少し気持ちが楽になります。

おわりに:「うちの子だけじゃない」と知ってほしい

今この記事を読んでいるママ、毎朝の登園で悩んでいるあなたへ。

もしかしたら、発達障害やグレーゾーンという言葉が頭をよぎっているかもしれません。でも、「診断がつく・つかない」にかかわらず、子どもが「つらい」「困っている」のであれば、それは支援や理解が必要なサインです。

私も、診断がつくまで「自分の育て方が悪いのかも」と何度も悩みました。でも、違いました。子どもには、その子に合ったペースと環境があるのです。 行き渋りは、子どもなりのSOS。無理に登園させることが正解ではありません。まずは子どもの心に寄り添って、できることから始めていきましょう。あなたも、あなたの子も、きっと大丈夫です。

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